文京区は、明治11年に設置された本郷区と小石川区が、昭和22年に合併し誕生しました。江戸時代初期には文京の地に大名屋敷、武家屋敷や数多くの寺社が創建され、町が作られていきました。明治期以降は、旧帝国大学（東京大学）がおかれた本郷区を中心に、学問に必須である出版・印刷業が栄え、夏目漱石、森鴎外、樋口一葉、石川啄木など多くの知識人や文化人が集まり、近代文学の発信地となっていきました。

VIOR千駄木の周辺には、六義園や上野恩賜公園といった日本を代表する庭園・公園があります。
「都立9庭園」の1つである六義園は、江戸時代に五代将軍・徳川綱吉の近くで働いた柳澤吉保によって設計された庭園を元にした都立公園です。上野恩賜公園は、日本国内でも有数の都市公園で、公園の内外に歴史建築物や文教施設が多数存在しております。また、ソメイヨシノの名所としても有名であり、日本さくら名所100選にも選出されています。

文京区は、日本の最高学府である東京大学を含む著名な大学や学校が点在しており、教育環境として非常に良好なエリアとなっています。さらに、日本医科大学附属病院、東京医科歯科大学病院、東京大学医学部付属病院、順天堂大学医学部付属順天堂病院といった、厚生労働省によって「特定機能病院」として承認された先進の医療機関が充実しており、安心して暮らせる環境が整備されています。

文京区から台東区一帯の谷中・根津・千駄木エリアは通称「谷根千」と呼称されています。このエリアは、昔ながらの寺社や商家が見られ、一部は観光地化していることから、小旅行気分が味わえる町並みとなっています。谷中銀座商店街は、日常的なお買い物が出来ると同時に、カフェなどに加えて、食べ歩きに最適なお店や、お洒落なショップも豊富であるため、東京下町を代表する観光スポットとしても人気です。地元の文化や魅力あふれる場所が、暮らしを豊かに彩る魅力を持っています。